2014年09月12日

9月10日、安倍総理の東京シューレ訪問について(奥地圭子)

9月10日、安倍総理の東京シューレ訪問があったこと、報告したいと思います。

政府関係者から、その申し出があったとき大変驚きましたが、
「フリースクールにどんな支援が必要なのか検討するため現場を視察したい」
との目的が説明され、受けることにしました。

私たちは、1985年開設した当時から、ずっと一貫して、子どもの成長は、学校だけではないと訴え、他の仲間と共に不登校理解とフリースクールへの公的支援を折々に要請してきました。

しかし、学校復帰政策は変わらず、その中をあきらめず、粘り強く取り組み続けました。

政権にかかわらず、取り組んできて、30年。やっと今、少し変化の時を感じています。

それは、6月3日、超党派フリースクール等議員連盟が、私たちの働きかけもあり誕生、設立総会の時、多くの議員の発言にまず変化を感じました。

7月3日には、教育再生会議の第5次提言に「フリースクール等学校外の現状を踏まえ、その位置づけについて就学義務や公費負担の在り方を含め、検討する」との発表があり、さらに8月末には、来年度予算の概算要求に「新しい時代にふさわしい教育制度の柔軟化」としてフリースクール支援が9800万円計上され、9月1日には、文科省の中にフリースクール担当官が設置されるなど、従来では考えられない動きに、チャンスは生かすべきと考えたのです。

総理訪問は、たった35分。

まず、3Fのフリースペースで、子どもたちが自由に、ゲーム、読書、おしゃべり、実験、などやっているのを見学後、4Fで概要説明をし、5Fでやっていた打楽器講座を見学、子どもたちに交じって少し演奏も楽しまれ、その後現役の子、OB,OGと懇談、彼らの話を聞いて、「今日の皆さんのお話は、社会の在り方を変えていくきっかけになることですし、今悩んでいる人に勇気やチャンスを与えることだと思います。」と感想を言っておられました。

最後の記者会見では、「さまざまな学びの場があり、そこで育っている子が不登校の経験を活かしながら、夢を持って生きていることを伝えていきたい」「学び方生き方は、さまざまなんだということを我々は受け止めながら対応をしていくことが大切だと思うし、学習面、経済面でどういう支援ができるかについては文科大臣に指示したい」と語りました。

大勢の子どもたちがワイワイ入っての記念撮影で終了しましたが、これまで、らちがいとされてきたフリースクールなど学校外で成長している子どもたちに、やっと目が向けられそうだと実感しました。

もちろんどういう支援なのかが大きい問題で、子どもが安心できるものになるよう、政府任せでなく、働きかけていく、主張していくことが必要だと思います。

長くなって済みません。

奥地圭子
posted by allshure at 20:43| 情報